治験の主な仕事内容と平均収入

日本に数多くある仕事の中には、一般的にあまり知られていない仕事も多くあって、治験の仕事もその一つに挙げられます。

治験とは、文字通り新しく開発された新薬の臨床実験を行う仕事です。

新薬の実験というと危険が伴う仕事ではないかと懸念する人も少なくありませんが、厚生労働省の管理下で行われているので危険性は限りなく少ないと言えます。

この仕事は大きく分けて通院と入院の2種類に分けられていて、通院が拘束時間が短いのに対して、入院は数日から1ヶ月程度の期間病院に拘束されるのが特徴です。

入院の場合には、ベッドはもちろんのこと、無料での食事の提供や入浴も含めて普段どおりの生活を送ることができます。

ただし、他の治験者と一緒の部屋での集団生活が基本となっていて、病院によっては日中の外出ができないケースも多いのでプライベートの確保が難しいのは否めません。

そのため、集団生活を苦手とする人は通院がおすすめと言えます。

仕事内容は主にサプリメントや薬の服用、定期的な採血などです。

この仕事については通院、入院どちらも同じになります。

そして働く上で気になる収入についてですが、治験の仕事は病院によって若干の違いはあるとはいえ、日給の平均が1~2万円と一般的な仕事に比べて高収入を得られるのが特徴です。

この報酬は一回の検査ごとに発生する仕組みとなっているので、当然通院に比べて拘束時間が長くなる入院の方がたくさんの収入を得ることができます。

治験の仕事で支払われるお金は報酬という形になることから、税金の支払いに影響が出ることはありません。